いすのあゆみ

日々の記録です。

文学と語学の日記 2023年1月1日 

1月1日(日) 晴れ

洋書(70分) 和書(112分) 文学の本(32分) 詩(29分)

 去年に日々のことをつづる日記を始めた。寝る前だと書けないので、毎朝、昨日のことを大学ノートに書きつづけた。日記のおかげか、どのような生活をするか考えるようになった。時間の使い方や自分の言動、周りの人たちのことについて。

2023年は日々の日記だけでなく、読書や語学についての日記もつけていきたい。自分の「好きなこと」をふかく考えるきっかけなれば、嬉しいと思う。自由に書いていきたい。

1月1日はずっとソファで寝ころびながら、本を読んだり、スマホを眺めていたりした。この日最初の本は、『小説的思考のススメ』。3回目の再読になる。「小説を読む」という行為について考え始めたころ、初めて手に取った本。

つぎに、夏目漱石の『草枕』を読む。注釈が多いためにすらすらとは読めない。自分は近代文学を読み慣れていないのだろう。見慣れない漢字も多いが、とりあえず読み進める。

ドストエフスキーの『罪と罰』の英訳を読もうとする。読みやすいが、すこしクセがある。日本語からの英訳とはまた違うクセ。ロシア語を知らないので、なんとも言えない。ドストエフスキーといえば、『カラマーゾフの兄弟』を途中まで読んだことがある。全部読めばよかった。英訳だと、800ページぐらいだった気がする。

英語を読んでいると、眠たくなってきた。昼寝を1時間ぐらいする。寝ているとき、親に話しかけられたが、無視をしてしまう。意図的なものではなく、ほとんど寝ている状態だったからだ。だが、話しかけられたことには気づいた。

「この服ビリビリやから、捨てとくで」

起きた後、『女の星の園』を読む。これはマンガ。シュールなギャグ漫画といえばいいのだろうか。

太宰治の『人間失格』を読む。4回目の再読。周りの期待に応えようとし続けることで、自分自身の欲求がわからなくなるのだろう。たしかに自分にもこんな経験があった。卒論の相談の際、大学の先生に「自分を誤魔化さんことやな」と言われたときから、生きるのが楽しくなった。長年の間、「道化」とはいえないが、まわりに好かれようとして生きていた。あのときは息苦しかった。

晩御飯を食べたあと、キングの『11/22/63』を読む。キングの英文は単語がむずかしい。知らない単語をみつけたとき、それらをノートに殴り書きする。青いペンで。主人公がスーパーをうろうろとする場面で、「summers」をみつける。「summer」という単語にsをつけると、「~歳」という意味合いになるらしい。

寝る前に「詩」を読む。長田弘さんと茨木のり子さん、工藤直子さんの詩集をめくる。なにかを感じた詩のページにふせんをつける。あとから読みかえすために。